ひとつー


清川虹子、中沢信一『運ちゃんのサバドビア』

グリーンシティレコード JET 1965






清川虹子が、現役タクシー運転手(『横浜金港タクシー』だそうだ)中沢信一とデュエットした大珍曲。歌のうまい下手を超越した虹子のソウルフルな歌唱は、いかにもカラオケ上手といった風情の中沢の音程をことごとく狂わせる。さすがは長年舞台で鍛えた胴間声である。
しかしこのレコードで最大のトラウマとなるのは、何と言ってもジャケットである。裏ジャケットでは、ボンネットに座り込み、運転席を占領するなど、狼藉の限りを働く清川。それにいちいちずるい表情で答える中沢。その写真が『ヒントでピント』の16分割のように組み写真になっている。何だこれは。表ジャケットでは、清川がトランクの上で女座りしてほほ笑んでるし。早く下りろよ!
もうひとつ解らないのはタイトルである。『サバドビア』って何? 『シャバダバダ』の一種か? 5年間考えているが一向に解らない。どなたか回答を!


驚愕の裏ジャケット


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