ミニコミ『ZAMDA』について

 『ZAMDA』とは、そも如何なるものぞ! これは字の如く、『ザ・無駄』という意味である。そもそもこれは、編集人の片割れ・吉河が大学時代所属していた落研の中に存在した奇行集団の名称なのである。その当時の『ZAMDA』の主な活動を列記してみる。

・『原宿おのぼりさんツアー』・・・全員で田舎者を装い、竹下通りを練り歩き、山手線を見ては「あれが、あれが陸蒸気だんべー」と絶叫、「んだば、先達っつあんに遅れるでねえだべさー」と言いながらクレープ屋へ突入。「この手巻き寿司、甘えなあ!」と絶叫。その後東郷神社で土下座して礼拝。

・『お台場放屁ツアー』・・・わざわざ後輩に車を出させ、お台場までドライブし、全員車を降り、「屁」を一発かましただけで戻ってくるという物。実際には、これに飽き足らず、メンバーの一人が、帰途築地の朝日新聞社の壁に放尿するという事態に発展。まあ、5年前だからもう時効だろう・・・

 以下は、計画されたものの実行に至らなかったものである。

・『部長栄転』・・・メンバー全員燕尾服を着込み、七・三分けにして、新幹線の入場券を買い、東京駅ホームに進入する。そして出発間際の車両に近づき、全く知らないサラリーマンが座っている窓の前に全員で整列し、 「富田部長、栄転バンザァーイ!バンザァーイ!」  と熱烈に万歳する。部長名はその場の気分で決める。

 ・・・などなど、他にもたくさんあるのだが、ひょっとしたらこれからパフォーマンスでやるかもしれないので、これ位に。  この奇行集団の精神を受け継ぎ、ミニコミの紙面上で、無駄な事を必死になって追求してみよう! というのが、この誌名に落ち着いたゆえんである。  ジャンルは、トップページにも若干記したが、非常に幅が広い。というより、単にその時興味を持ったものについて書いているだけで、いい加減なのであるが・・  創刊は、1999年の11月25日。奇しくも、三島由紀夫死してから29年に当たる日であったが、別に意識したわけではない。  編集人は2名。大主筆・吉河に、編集長・近藤である。と言っても、別にどちらが偉いわけでもなく、かえって編集長の方が、必死になって記事を書いているありさまである。その間、大主筆は必死になって焼酎を飲んでいる。

 では、この二人は一体何者なのか。簡単に履歴をご紹介。

・大主筆吉河・・・東京は大蔵病院で生まれる。生年月日は、ちょうどリンドバークが死んだ日。幼少のころは天才だったらしいが、3歳のとき、出入りの大工さんに「高い高い」をされた際に、天井で頭部を強打、以来馬鹿になる。小学校時代は紙相撲に熱中、番付や星取表を作り一人ご満悦。あげくのはてには力士の引退相撲や断髪式まで行った。中学で無声喜劇映画にはまる。高校で演芸部・吹奏楽部・放送委員会・文芸部・落語研究会(自分で創立した)のかけもちという無謀な真似をして死にかける。大学に入ってからは落語に淫し学校に行かなくなる。卒業後は職を転々とし、3回の転職の挙句、現在は某大学で事務員としてバイト中。趣味は、ナツメロ・戦前宝塚・バカレコード・黒酢・浅草オペラ・車谷長吉・SPレコードなど、はっきり言ってバラバラである。

・編集長近藤・・・1976年11月15日、名古屋市中村区に生まれる。自宅のあった愛知県東海市にて、工場の煤煙とトマトケチャップにまみれて幼少期を過ごす。小学5年生のとき、学級新聞の発行を独占し、「5年1組のメディア王」の悪評を得る。中学時代は自然科学部でのミニコミ発行と、マンガ執筆に励み、深みにはまる。高校時代も、ラジオの投稿職人と、ミニコミ発行にはまり、成績を一気に下降させるも、辛うじて卒業。その後、運良く太田出版に入社、上京。全国80万(推定)のサブカル少年少女あこがれの雑誌、『クイック・ジャパン』の編集アシスタントを務める。2年の勤務の末クビにされ、現在に至るまで、流浪のライター稼業をおくる。 現在本職として、月に何20数本ものAV批評と、アイドル雑誌の投稿欄を担当。 専攻ー現代美術・メディア論・YMOとその周辺の80年代カルチャー・戦後世相史・手塚治虫・昭和天皇・ニセ札作り・下手なマンガ・カラオケ(戦後歌謡曲と椎名林檎とモーニング娘。)・スケッチブック漫談・似顔絵etc

 というわけで、二人とも、バラバラである。二人の趣味が合うのは、椎名林檎と、ハレンチ学園(ドラマ版)くらいであろうか。その他の雑多な趣味が、『ZAMDA』本誌にも、雑多に詰め込まれている。定価は、200円から500円、ページ数によって異なるという曖昧ぶりである。ページ数も徐々に拡大、最新刊第6号(2001年8月刊)は100頁を越す勢いだ。なお、次号は2001年9月刊行予定!  レギュラー執筆陣も、二人のほかに、ナゾの女装俳句漫談家・椿昌子ことチベット太郎氏、山形の怪人・善魔こと真木修平氏など、奇人揃い。今後さらに新しい執筆者(奇人でなくてもOK)を募っていくつもりである。他にも、インタビューやパフォーマンス企画など多々有り! 実際手にとってみたい! という方は、東京中野のタコシェか、新宿の模索舎へお越し下さい! あるいは、編集人あてに直接メールいただければ、喜んで飛んでまいります!  ミニコミ本体の各号紹介は、表紙の画像入りで、徐々にアップしていく予定です。では、このホームページともども、どうか、『ZAMDA』本誌を、よろしくお願い致します。   

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