・・・をいじめるんですな。


桂朝丸
『朝丸の動物いじめ』

テイチク SN−1275






桂朝丸(現:ざこば)の若手の頃の代表ネタ・『動物いじめ』のライブ盤である。A・B面の合計は7分44秒。SPでは6分間前後の落語というのは普通であるが、45回転になってからの物では珍しい。
録音状況から見て、恐らく花月あたりでのライブ録音ではないだろうか。当然乍らかなり鋏入ってますが。
しかしこれ、今聞いても面白いですね。語尾全てに「な」を着ける速射砲のような喋り口調が心地好い。しかしざこば師匠、どういうきっかけでこんなネタを思いついたんでしょう。だって動物に対して余りにも執拗にサディスティック過ぎるんだから。どう考えても何かトラウマがあったとしか思えない。最後にはなぜか米朝師匠もいじめるし(笑)。個人的には、ここで米紫師匠の名前が出てくるのがそこはかとなく嬉しかったりするのですが。
なお、2年前に出たざこばのCDシングル『尽くさんかい』も、師のパーソナリティがよく現れた傑作です。本当に勝手極まる歌詞。フェミニズム団体の人聞いたら訴えられそう・・。


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