ＴＢＳ『大沢悠里のゆうゆうワイド』で、奥様方には有名な、大沢悠里の初めてのレコード。曲は『コーヒールンバ』の替え歌。最近ではこぶ茶バンドの『こぶ茶ルンバ』もこの曲の替え歌だったし、パロディにされやすい曲なのかなこりゃ。ジャケットでは、小鳩くるみとのデュエットということになっているが、実際歌っているのは悠里のみ。（小鳩は、間奏の温泉のシークエンスで、ちょっと悠里とからむ。ここでは悠里がお得意の物真似を多数聞かせてくれる。それも田中角栄や美濃部亮吉。時代だなあ・・・）
『麻雀ルンバ』の歌詞は、『リーチタンヤオピンフーイッツー、トイートイー　ジュンチャンサンシキイーペイコドラドラー』と、麻雀の役をただズラズラ並べただけ（歌詞って言えるのだろうか・・）だが、恐ろしいくらい妙に原曲にはまっている。それを感情を込めずに淡々と歌う悠里の歌唱も素晴らしい。真面目に歌えば歌うほど、こういう曲っておかしいものです。後半の『お酒ルンバ』もこれと同じスタイルで、日本酒の銘柄を並べているが、些かこちらはパンチ不足。しかも最後、過剰な酔態の演技が入るところがマイナス。あくまでもしらっと冷静に歌って欲しかった。（我乍ら偉そうな文章・・）Ｂ面はカラオケ。その後に、温泉の水音が延々と聞こえてくるだけの、『風呂オケ』なる物が収録されているが、これは潔く無視しましょう。なおこの曲は、１年程前、悠里と、『ゆうゆうワイド』金曜日パーソナリティのさこみちよとのデュエットで、リメイクされＣＤも発売された。しかしそのＣＤ、今が今まで見たことが無い。どこで売ってるんだろう。ラジオで聞いた限りは、最初のレコード方が好みですが。